【書評】グロービスMBA集中講義 [実況]マーケティング教室

2018年5月15日

初めてマーケティングを勉強する人向けの書籍となっています。

タイトル:[実況]マーケティング教室
著者:グロービス
出版:PHP研究所
ISBN:978-4-569-80932-8
定価:1,400円

要約

マーケティングは、買ってもらうための仕組みづくり。やらないよりやったほうが良い。しかし、限られた時間・お金を使って最大の効果を生み出すことは難しい。売れる仕組みづくりについて、どういった方法があるのか過去の事例をもとに解説します。

本の紹介

マーケティングの本質的な意味や、近代マーケティングの変遷(2014年まで)を解説しています。マーケティングの基礎理論としては、STP(Segmentation、Targeting、Positioning)、4P(Product、Price、Place、Promotion)、ブランディングが中心に挙げられ、事例をもとに紹介されています。全く知識がない状態で読み進めても理解できる内容となっています。

近代マーケティングの変遷

マーケティング1.0・・・モノを作れば売れる。
1908年に登場した自動車、T型フォードを事例に挙げています。当時、馬での移動が当たり前だった(自動車という言葉を知らない)人々に対して、どのようなキャッチコピーで自動車を紹介し、売れていったかを解説しています。「市場が飽和」、「競合の参入」したことで、マーケティング2.0の思考へ移ります。

マーケティング2.0・・・潜在的なニーズを差別化で満たす。
1950年代の二輪市場をめぐるホンダとハーレーを事例に挙げています。市場を独占していたハーレーに対してホンダがどのように市場参入し、成功したのか。また、シェアを取られて倒産間際となったハーレーが復活出来た事柄を解説しています。次第にSTP、4Pといった分析方法が一般的な考え方となった一方、大きな市場はすでに開拓され、ニッチな市場しか残らない状態(マーケットの飽和)となりました。

マーケティング3.0・・・主観的な満足感の創出。価値観の共有。
ディズニー、Google、スターバックス等を事例に挙げています。利用者の主観的な満足感を満たすために取り組んでいる事柄を解説しています。そのほか、ビッグデータ解析、テキストマイニングといったマーケティング・リサーチ手法についても簡単に取り上げています。

注意点

2014年に発行された書籍なので、同年にコトラーが提唱したマーケティング4.0の概念については触れられていません。

コラム

Posted by TAKA